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第1463回例会 卓話「35年にわたるタルー族女性自立支援活動の成果」 2025年5月26日

  • 執筆者の写真: Kazutoshi Fujimori
    Kazutoshi Fujimori
  • 5月26日
  • 読了時間: 4分

更新日:6月30日





















「35年にわたるタルー族女性の自立支援活動の成果」 

                  左近健一郎様 

◎ネパール南部の先住民タルー族

ネパール南部の先住民。母語はタルー語。自作農や地主もいるが、近年、山間部に住んでいたインドアーリア系の諸民

族が農耕地を求めてタライ地方に移住し、 ネパール語の読み書きができないタルー族の 土地をだまし取る事件が続発し、

小作や農奴(債務奴隷・カマイヤ)などになった人が多い。1990年のネパール民主化後、この現状を憂いたタルー族の教

員を中心にタルー族福祉委員会が結成された。

・1990 ~ 92年 青年海外協力隊  理数科教師としてデウクリへ派遣

・1990年9月JICAネパール事務所 長友次長の紹介で御クラブ横山章様にお会いし、バルジャナタ高校への教育支援が始まる。

・1992年~ ネパール・デウクリ地区タルー族福祉委員会日本事務局

 (1996年~ 2006年 ネパール内戦)

◎2004年 女性の自立支援センター建設

◎2005年~ やまびこ銀行 タルー族女性の貯蓄と融資の共同組合

◎2007年9月 訪問

 デウクリ地区東隣の郡で暴動が発生、現地事務局員は16時間かけてインド経由でバイラワまで来ていただきました。

◎2009年南部 女性センター建設 御クラブ創立20周年記念事業

◎2014年南部女性センター2階増築工事 

◎2018年12月訪問

◎2019年女性自立支援センター2階増築工事

※ラマヒ・女性センターの図書室を整備しています

※タルー語辞書の編纂が終わり、2021年年に「タルー語・ネパール語・英語」の辞書を発行することができました。

◎1991年 理科室として岡谷エコーロータリークラブ・JICA建設支援

 2011年~ 2022年 カムラリ女子寮として使用 インド・ネパールの奉公先から救い出され、女子寮で生活し学習している女生徒達 2014年12月 251名⇒ 2025年5月 9名

◎やまびこ奨学金支給 2019 ~ 23年度 計156名

◎2022年10月ラプティ川大氾濫 洪水被害者のために御支援いただき有難う御座いました。

◎ 2024 年12月23日訪問

 2020年、岡谷エコーロータリークラブ30周年記念事業として設置して頂いたプロジェクター(2019年度高校生留学生作文コンクール、最優秀賞受賞賞金をご寄付)と横山景星さん。今年は、景星さんからコンピューター5台をご寄付いただきました。有り難うございました。

 

◎識字教育

 私は、一番大事だと思っていることは「教育」だと思います。教育を受けるためには「教科書」「ノート」「鉛筆」が必要です。どんな仕事をするにしても「教育」こそ必要になってきます。でも私たちタルー族の社会では、教育を受けてない人たちがたくさんいます。ですから、今後も私たちタルー族の女性が教育を受けるため、村々で夜間識字教室を開講しなければならないと思います。

(カビタ・チョウダリー) 2007.3

《スタディツアー》 現在まで、のべ450名が参加

2024年12月 日本語学校 訪問

◇取得できる日本での在留資格は「特定技能1号」です。この学校で公開されている勤務先(特定技能所属機関)

 は、多くが「介護施設」です。

◇特定技能1号で認められている職種「①介護 ②ビルクリーニング ③工業製品製造業 ④建設  ⑤造船・舶用工業 ⑥自動車整備 ⑦航空 ⑧宿泊 ⑨自動車運送業 ⑩鉄道 ⑪農業 ⑫漁業 ⑬飲食料品製造業 ⑭外食業 ⑮林業 ⑯木材産業 (出入国在留管理庁:2024年3月現在)  

「2011年から2022年まで元カムラり女子寮として、現在は、理科室・情報室として使用。

 祖父が約30年余り前に始めた支援の一貫で建設支援した高校理科室や現地の学校に通う子供達の笑顔を見ると、胸にくるものがありました。今回の目的の一つでもあった日本語学校にもデウクリに引き続き訪問いたしました。5年後、10年後の日本は今とは比にならないほど人口減少が進んでいます。その中で、日本のアイデンティティを守りつつ海外の方々の力を借りることが必要不可欠な時代へなっていきます。

ただ、それは出稼ぎにくる海外の方にも「日本に来て良かった」と思ってもらることが大前提だと思います。現地の生徒さんは、全員とても勉強熱心で、一生懸命日本語や日本の文化を学んでいらっしゃいました。現段階では現地でお会いした方々と会社は直接的な関係はありませんが、同様の境遇にいられる生徒さんのお力に少しでもなれるよう、精進したいと思います。」(横山景星さん:ナマステ・パットラ90号)

【今後の計画:日本事務局】 

2025年 7月 ナマステ・パットラ91号発行(2024年度会計決算報告等)

    10月 ナマステ・パットラ92号発行(現地事務局活動報告・スタディツアーの案内等)

12月 現地事務局へ2025年度支援金送金(女性の自立支援プロジェクト・職業訓練センター支援)

 スタディ・ツアー開催

2026年 2月 ナマステ・パットラ93号発行(現地事務局活動報告・スタディツアー報告等)

  7月 ナマステ・パットラ94号発行[ビクラム歴2082年度(ネパール会計年度〆)会計決算報告等] 

   10月 スタディ・ツアー開催

   12月 支援金清算・残金を現地事務局へ送金、 

2027年 ナマステ・パットラ95号発行[35年間(+1年)の活動報告・総括号

◆感謝状授与

 35年間 我がクラブの国際奉仕事業「ネパール支援」に多大なご協力とご尽力をいただき その功労を讃えて会員一同より感謝の意を表します。


 
 
 

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