第1490回例会 卓話『祖父から受けとったバトン』
- 2月16日
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今回のゲストスピーカーは、当クラブのチャーターメンバー(創立会員)である横山章名誉会員のお孫様であり、現在は海外人材教育支援事業に奔走されている横山景星様です 。
かつて高校生の頃に当クラブを通じてネパールへ寄付を行った経験を持つ横山様が 、時を経て祖父の足跡を辿り、自らの意思で国際奉仕のバトンを受け取るまでの軌跡と現在の挑戦について語っていただきました 。
■ 原点:祖父のネパール支援と1編の作文
『スパイラルアップ』がつないだ縁: 横山様と当クラブとのご縁は6年前(2020年)、祖父のネパール支援活動を題材にSDGsについて書いた作文で最優秀賞を受賞されたことに始まります 。その際の賞金で、当クラブを通じてネパール現地の学校へプロジェクターを寄付されました 。当時はカミキリムシの研究に没頭する理系学生でしたが、この経験が未来の活動への伏線となりました 。
■ ネパール訪問で目の当たりにした「出稼ぎ」の現実
家族を引き裂く雇用の欠如: 大学進学後、教育格差是正への関心が高まった横山様は、2024年にスタディーツアーでネパールを訪問 。祖父が当クラブの窓口として建設に尽力した「バル・ジャナタ高校」などを巡りました 。
人生を変えた空港での光景: 国家予算の大半を出稼ぎからの送金が占めるネパールでは、多くの父親が家族と離れて海外へ働きに出ます 。空港で涙ながらに夫や父親を見送る家族の姿を目の当たりにし、「母国で待つ家族が心から安心して笑顔で応援できる環境を作りたい」と強く決意 。この体験が、大学を1年間休学して事業に本腰を入れる大きな原動力となりました 。
■ 現在の活動:ボランティアではなく「ビジネス」で課題を解決する
外国人労働者への包括的な伴走支援: 現在は、スタートアップ企業「WoW SPACE」に参画し、日本で働く外国人労働者の労働環境改善と教育支援に取り組まれています 。「スマホ一つで誰もが等しく学べる世界へ」を理念に無料の教育コンテンツを配信するほか、スリランカに日本語学校を設立 。就業後もAIチャットボットなどを通じて労働環境をモニタリングする仕組みを構築しています 。
持続可能な社会課題解決を目指して: 横山様がこの活動をあえてボランティアではなく「ビジネス」として行う理由、それは社会に価値を提供し、得た資金を再投資することで、急速かつサステナブル(持続可能)に社会課題を解決するためです 。これこそが、横山様の目指す「世界の幸せの総量を増やす」ための「スパイラルアップ」の形です 。
■ 今後の展望:日本の産業と文化を守るために
大きな資本のもとでさらなるステージへ: 日本の人口減少と後継者不足は深刻であり、横山様自身が所属する地域の伝統的なお囃子団体も例外ではありません 。日本の素晴らしい産業や文化を衰退させないためにも、海外の人々の力を借りつつ、彼らが日本で安心して暮らせる社会の実現を目指しています 。今年の4月からは渋谷のベンチャー企業に就職し、より大きな資本のもとで海外人材事業に携わる予定です 。
クラブより:受け継がれる「地球のために何かをしたい」という想い
国際奉仕委員会の熊澤会員からは、岡谷ロータリークラブから引き継いだネパール支援に尽力された祖父・横山章元会員と、現地で「やまびこ銀行」の開設を考案し、奇しくも今月9日に逝去された牛越昭元会員のお二人の功績が紹介されました 。
本日、お二人が撒いた奉仕の種が、お孫さんという若い世代に見事な大輪の花を咲かせ、新たなビジネスの力として世界へ羽ばたこうとしている姿を見ることができ、会員一同、深い感動を覚える例会となりました 。
祖父から受け取った尊いバトンを胸に精進を続ける横山景星様のこれからのご活躍を、岡谷エコーロータリークラブはこれからも全力で応援してまいります !












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