第1496回例会 卓 話 『地球は今 危機的状況』(2026年4月13日)
- 4月13日
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更新日:6月10日

第1496回例会が4月13日に開催されました 。4月はロータリーの「環境」月間ということもあり 、今回の例会では環境保全委員会の担当によるタイムリーな卓話が企画されました 。
今回は、環境市民会議おかやの会長であり、長野県地球温暖化防止活動推進員としてもご活躍されている横内文雄様をゲストにお迎えし、「地球は今危機的状況」と題して、気候変動の現実と私たちが今取り組むべきアクションについてお話しいただきました 。
■ 1. 地球の現状と気象異常の背景
臨界点(ティッピングポイント)へのカウントダウン: 地球温暖化がもたらす気候変動の臨界点は、今後10年(2030年代前半)の間に到来すると言われています 。
産業革命と人口問題に伴うCO₂の急増: 温暖化の主な原因は、石炭・石油・天然ガスといった化石燃料を燃やすことで排出される温室効果ガス(その75%が二酸化炭素)です 。このまま有効な対策を講じない場合、今世紀末には地球の気温がさらに上昇すると予測されています 。
■ 2. 私たちに何ができるのか:持続可能な世界への3つの鍵
世界の潮流(COPやIPCCなど)に合わせ 、具体的には次の3つのアプローチを推進していく必要があります 。
① 再生可能エネルギーへの転換: 太陽光、風力、地熱、水力など、自然の力を利用した「再生可能エネルギー」は、化石燃料と違って二酸化炭素を排出せず、枯渇することのない持続可能なエネルギーです 。
② 森林循環の活性化によるCO₂吸収量の増加: 天然林はむやみに伐らずに保護し、人が作った人工林は適切な間伐などにより健全な状態を保つことが不可欠です 。二酸化炭素の吸収量は若い木ほど多いため、「育った木を伐って有効利用し、新しい木を植える」という健康なサイクルを生み出すことが、保水力の維持や土砂崩れ・洪水防止にも繋がります 。
③ 日常生活における「デコ活(省エネ)」の実践:
家電や水の「……っぱなし」をなくす節電・節水の徹底 。
スマートムーブ(エコカーやエコドライブなど)の意識 。
食品ロスの削減、エコな買い物やファッションの選択 。
「4R」によるプラスチックごみの削減:従来の3R(リデュース・リユース・リサイクル)に、プラスチックを地球に優しい素材へと置き換える「Replace(リプレイス)」を加えた4Rを推進し、海洋プラスチック汚染を防ぎます 。
■ 3. ビジネスにおける変化と「2050ゼロカーボン」
現在、世界的に環境へ配慮した企業への投資が拡大しています 。これに伴い、多くの企業が「温暖化対策=成長の機会」と前向きに捉え、この大きな変化を新たなビジネスチャンスに変えるべく動き出しています 。
■ 4. 長野県が直面する未来とゼロカーボン戦略
予測される厳しい気候変化: 最悪のシナリオをたどった場合、2100年の長野県は100年前と比べて年平均気温が約 $4.7^\circ\text{C}$ 上昇すると予測されています 。長野市を例に挙げると、猛暑日が約13日、熱帯夜が約11日増加する見込みです 。また、傘が全く役に立たないほどの豪雨の発生頻度が約3.5倍になる一方で、雨の降らない日が約10日増えるなど、両極端な気象リスクが懸念されています 。
長野県が掲げる高い目標: 長野県は2019年に「気候非常事態宣言」を発表し、2050年までに温室効果ガスの排出量を「実質ゼロ」にすること(2050ゼロカーボン)を決断しました 。 この実現に向けて、県内では「①使うエネルギー量を7割減らす」「②再生可能エネルギーを3倍に増やす」という具体的な2大目標が設定されています 。
クラブより:地域の事業者としてゼロカーボンへ取り組む意義
横内先生のお話にもあった通り、長野県における二酸化炭素排出量のうち、実に7割が事業活動に伴うものです 。つまり、このゼロカーボン戦略を成功させ、子どもたちに美しいふるさとを残せるかどうかは、私たち地域の事業者の理解と協力にかかっています 。
気候変動を「自分たちの危機」として真っ直ぐに受け止め、同時に新しい時代に即したビジネスの成長機会に変えていく先進的な視点を持つことが、今まさに求められていると深く実感させられました。
環境月間にふさわしい、大変熱のこもった分かりやすい卓話を届けてくださった横内文雄先生、本当にありがとうございました!












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